第26回図書館総合展2024
フォーラムのお知らせ

弊社は、今年も第26回図書館総合展で海外資料に関するオンラインフォーラムを開催いたします!!


『旧東京第二陸軍造兵廠火薬研究所 米国資料から見た国史跡「陸軍板橋火薬製造所跡」』

 

Zoomによるオンラインライブ:11月19日(火)10:00より

YouTubeによる再放送:11月20日(水)から2026年1月5日(日)

※いずれもお申し込みが必要となります。

 

【フォーラムの内容】 

 平成29年に国の史跡に指定された東京都板橋区加賀地域は、江戸時代には加賀藩の下屋敷が設けられ、幕末には西洋式大砲が製造されました。さらに明治維新後の1876(明治9)板橋火薬製造所が開業し、その後組織や規模を拡張させ、1940年(昭和15)年に東京第二陸軍造兵廠となり終戦を迎えました。それから、アメリカ軍の占領、返還を経て、この地域には研究所や学校、工場などが入居するようになりました。
 産業の拠点と言えるこの地域に残された建造物や日本の近代化に寄与した火薬製造所と研究所の調査は、歴史的価値が高く、近代建築史や近代産業史の分野においてこれまでも大きな成果を残しています。
 板橋区は、今まで様々な専門家と共に現地での調査や地元に残された資料を使って史跡の調査を進めてきましたが、令和5年度には米国国立公文書館での資料調査と収集を行い、アメリカ軍が撮影した火薬製造所の中の写真、建物図面などを多数入手しました。それにより、調査にアメリカの視点が加えられ、さらに広く戦後におけるこの史跡を捉えていくことが可能となりました。
このフォーラムでは史跡に対するこれまでの板橋区の取り組みとそこにアメリカの資料がどういう意味をもたらすのかを資料の解説を交えながらお伝えいたします。
 史跡のかつての姿を紐解く楽しさを感じていただければ幸いです。

 

【登壇者】

●杉山 宗悦(すぎやま そうえつ)/板橋区教育委員会事務局 生涯学習課 学芸員

●長坂マイヤーズ陽子(ながさか まいやーず ようこ)/株式会社ニチマイ米国事務所 シニアリサーチャー

 

 

 

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