マイクロフィルムとは何ですか?
マイクロフィルムは、原情報を肉眼で読めないほど極度に縮小して作成された微小写真画像のことをいいます。
マイクロフィルムにはどんな種類がありますか?
大きく分けて、ロール状フィルムとシート状フィルムの2種類があります。
【補足】
ロール状フィルムには、リール式とカートリッジ式があり、リール式には35㎜幅と16㎜幅のフィルムがあります。カートリッジ式は16㎜幅のみとなり、より高速検索が可能となります。
シート状フィルムには、マイクロフィッシュ、マイクロフィルムジャケット、アパーチュアカードがあり、マイクロフィッシュは1枚のシート状のフィルムに多数のマイクロ像を配置したフィルムで、ジャケットとアパーチュアカードは1コマまたは数コマ単位に切断し単一化したシート(カード)になります。
マイクロフィルムの劣化とはどのような現象ですか?
フィルムの劣化には「ビネガーシンドローム」と呼ばれる加水分解によるベースの劣化と、「マイクロスコピックブレミッシュ」と呼ばれる画像(銀)の酸化による劣化があります。
【補足】
「酸っぱい臭い」が生じてくるのは前者のビネガーシンドロームであり、その進行によってフィルムがべたついたり波打ち状によじれたりしてきます。
資料のデジタル化を行うときにどのくらいの費用が必要ですか?
デジタル化の費用は、基本対象資料を確認させていただき、作業内容に応じて見積をさせていただいています。
【補足】
デジタル化の費用を検討される際は、あらかじめ以下の内容などを確認して相談されると見積が早いです。
①対象リストの有無と項目(資料点数や頁数、資料サイズ、資料形態や状態などが分かればより早いです。)
②画像データ化の要望事項
(画像ファイルフォーマット:TIFF・JPEG・PDFなど)
(画像階調:カラー・グレースケール・モノクロ2値など)
③資料公開や閲覧システムの有無(システムなどにあわせた作り込みの必要性の確認)
持ち出しできない資料をデジタル化できますか?
可能です。作業可能な部屋や場所を提供いただければ、必要な機材を持ち込んで作業させていただきます。
【補足】
上記のデジタル化の確認内容と合わせて、作業部屋や場所の広さや利用可能日数をお知らせください。
少量でもデジタルアーカイブシステムで公開できますか?
可能です。規模に合ったデジタルアーカイブシステムをご提案させていただきます。
デジタルアーカイブを構築したいのですが何から始めればいいですか?
まずは対象物の明確化です。対象物が確定されればリスト化の着手となり、リスト項目などの検討に入ります。