デジタルアーカイブ構築
導入事例

聖心女子大学が編集･発行を行っている研究紀要『聖心女子大学論叢』について、1952年刊行の第1集から2011年刊行の第116集までの紙媒体のバックナンバーをデジタル化し、学術リポジトリに登録し一般公開することを目的としました。これにより、フリーアクセスでの全文閲覧が最新号まで可能となり、大学における研究成果の発信力、また国内外の研究者にとって、研究の利便性、効率性が高まることが期待されました。

WEB上での公開は、まず大学の研究成果物の発信に大いに貢献しました。また古い紙媒体の論文集については、閲覧したい方があった場合、図書館や研究機関を通じて紹介状を持参しての来館利用、または文献複写を申し込んでいただき、複写物を郵送提供することで対応していましたが、デジタル化し、リポジトリ登録をしたことにより、学内外のどなたでも、パソコンやスマホがあればいつでも閲覧･ダウンロードができるようになりました。

このように、研究面での利便性･効率性が格段に高まるとともに、知的生産物の長期的な保存が可能となったことが大きな成果でした。