デジタルアーカイブ構築
導入事例

明治大正期の写真や大判図面などの貴重資料を、
永続的な保存と利活用を目的としデジタルアーカイブ!!!

東京大学秩父演習林のスギ人工林(東京大学演習林提供)​​​​​

東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林様

部署名:フィールドデータ研究センター
場所:東京都
構築の背景 東京大学演習林が保有する膨大な貴重資料のデジタルアーカイブを目的とし作業を実施
導入の決め手 大学内での長年の作業実績と、きめ細やかな対応力
導入後の効果 デジタル化を行うことにより資料の活用の幅が広がり、新たな情報の発見にもつながった

導入の背景

東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林は、森林や樹木、林業に関する基礎的・応用的研究や森林を学習する学生たちへ教育の場を提供することを目的として設置されました。現在、演習林は全国7ヶ所にあり、総面積は山手線内面積の5つ分に当たる32,300 haにおよび、最初の設置から100年以上の歴史を有しています。

東京大学演習林では、10年計画である「演習林教育研究計画2021-2030」を作成し、貴重な森林環境、技術、データを有効に活用していくため、大学教育、研究、社会連携のミッション(存在意義)、国際、森林管理のビジョン(理想とする未来の姿)を定めています。

これまで蓄積してきた長期データや膨大な資料を世界的に貴重な財産ととらえ、その価値を研究成果として世界に発信する役割のひとつとして、今回のデジタルアーカイブの実施に至りました。

導入の決め手

ニチマイさんは貴重な資料を取り扱うマイクロフィルム化やデジタル化などの作業実績を大学内で古くより数多く有しているということもあり、最初の相談から安心してお願いすることができました。デジタル化の対象資料は古い写真資料や大型の図面や地図など、スキャニングに工夫が必要な形状のものが多かったですが、例えば古い大判図面の場合は資料を傷めないように分割スキャニングしてから画像合成処理を行うなど、資料にとって安全かつ最適なデジタル化方法を模索し提案してもらいました。古い資料が多いため、安全に資料を取り扱い、最適なデジタル化作業を行っていただける会社ということで依頼いたしました。

北海道演習林デジタルアーカイブズ検索画面

「東京大学附属演習林画像データアーカイブズ」
https://electra.lib.a.u-tokyo.ac.jp/utf/s/home/page/welcome

左:検索結果  右:樺太地図(各帝国大学演習林の記載あり)

「東京大学附属演習林画像データアーカイブズ」
https://electra.lib.a.u-tokyo.ac.jp/utf/s/home/page/welcome

導入後の効果

デジタルアーカイブにより、特に大型の図面や地図資料など、紙の劣化により通常には閲覧が困難で破損のリスクのある状態の資料を多くの人に利活用をしてもらうことが容易となったほか、原資料を取り扱う必要が無くなったことで資料の保全にも役立つかたちとなりました。また、資料を容易に閲覧できるようになったことで、今まで知り得なかった情報も確認できるようになり、多くの発見が生まれました。

東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林ホームページ

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