デジタルアーカイブ構築
導入事例

創刊号からの紙面をデジタル化!電子縮刷版として発行

神戸新聞社本社

神戸新聞社様

部署名:デジタル推進局データベース部
場所:兵庫県神戸市
構築の背景

これまでマイクロフィルムを利用するしかなかった過去紙面の閲覧を、デジタル化によって簡単に閲覧や検索を行えるようにしたい

導入の決め手 マイクロフィルム作製で長年お世話になっており、過去紙面の取り扱いも熟知していたため
導入後の効果

電子縮刷版として公立の図書館、大学、教育研究関係機関等に所蔵を案内

導入の背景

神戸新聞は明治31(1898)年2月11日に発刊されました。その後、米騒動(大正7年)や神戸空襲(昭和20年)、阪神・淡路大震災(平成7年)と3度の危機を乗り越え、紙齢を途切れさせることなく発行を続けています。兵庫県の近現代の出来事を網羅した神戸新聞の記事の膨大な蓄積は、図書館でのレファレンスサービスをはじめ、教育機関・企業の研究や調査、学習教材や郷土研究などさまざまな目的に役立つ一級資料です。

今回、神戸新聞創刊120周年記念事業として、明治31年の創刊号から約120年分の紙面のデジタル化を行い、電子縮刷版として発行いたしました。

導入の決め手

ニチマイさんはマイクロフィルム作製で長年お世話になっている会社ということと、他の新聞社でのデジタル化作業実績などから、過去に作製したマイクロフィルムを使用して行う今回の紙面デジタル化作業において最も適任であるという判断で作業をお願いすることになりました。

デジタル化作業を進めていくなかで、特に古い時代の紙面構成や地域情報などについての確認作業が毎週のように発生しましたが、ニチマイさんの技術の方の的確な指摘や正確な紙面情報の把握などにより、とてもスムーズに作業が進行しデジタル化作業が完了いたしました。

左:マイクロフィルム保管庫 右:マイクロフィルム閲覧機器

神戸新聞電子縮刷版

導入後の効果

これまで過去の紙面はマイクロフィルムリーダーを用いて閲覧する方法しかなく、マイクロフィルムの保管場所の確保やその保管方法も問題となっていました。今回のデジタル化により、マイクロフィルムリーダーで見る画像よりも明るく見やすくなり、PC上での閲覧や検索が容易にできるようになりました。また、保管場所の縮小化、保管方法の簡便さなど、多くのメリットが生まれました。

デジタル化した紙面は電子縮刷版として公立の図書館、大学、教育研究関係機関等に所蔵を呼びかけ、多くの人に神戸新聞を活用してほしいと考えております。

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