デジタルアーカイブ構築
導入事例

鎌倉の近代に特化した資料をデジタル化

資料室(サイトより引用)

鎌倉市中央図書館様

部署名:近代史資料担当(中央図書館3階)
場所:神奈川県
 
導入の背景

鎌倉市図書館近代史資料室が保管、管理している鎌倉の「近代」に特化した資料の公開とその活用のためデジタル化を検討

導入の決め手

ニチマイの豊富な実績と、資料保存器材との協力関係から資料の修繕とデジタル化が一体化して行うことができる

導入後の効果

より簡単に、より手軽に資料を閲覧することができるようになった。また当館がどのような資料を所蔵しているかの周知にも繋がっている。

導入の背景

鎌倉市図書館近代史資料室は、鎌倉に関する資料の内、時代を近代に(現在、当室の場合、幕末から昭和期まで)絞り込み、図書資料よりも博物館的資料中心に取り扱っております。

昭和52年(1977)に設置された近代史資料室は、郷土・地域資料でも時代を限定して扱う全国的にも数少ない資料室となっており、40年以上の歴史があります。

鎌倉は、かつて日本の中心地となった「鎌倉時代」のイメージから「鎌倉=中世」のイメージが強くあるかと思います。確かに市内にはその時代の史跡が多く残されていますが、鎌倉には近代にも注目すべき事柄、歴史的資料がたくさんあります。

近代史資料室は今まで図書館内各所に保管されていた、500箱以上、約100にも及ぶコレクションを所有し、今現在も新たな資料の収集、整理を行っております。

また資料の中には、歴史的価値が高い資料や古地図のようなサイズが大きく、広げて見るにも一苦労な資料、閲覧の希望者は多いものの、劣化や原本破損の恐れがある資料等々…資料は実に様々で、取り扱いが難しい資料も多くあります。

そういった資料でも簡単に閲覧ができること、そして収集した資料をより多くの方に見て頂く機会を増やすことを目的にデジタル化作業を実施しております。

導入の決め手

ニチマイさんはマイクロフィルムのパイオニア的企業という存在から、古い資料の取り扱いにも長けており、図書館所蔵資料の案件の実績も豊富とのことからデジタル化を相談いたしました。大判資料や複数枚に分割されたものもあるので、その際は合成画像の作成も依頼しており、その都度資料に合ったデジタル化のご提案をいただいています。

また収集した資料の中には、虫食いや汚れ、経年劣化から状態が悪いものもありましたが紙媒体資料の修補とアーカイバル容器の製造・販売がご専門の資料保存器材さんとの協力関係から、資料修復とデジタル化が一体して行うことが可能な点も、資料の収集と管理を行っている当館は大きなメリットと考え、決め手となりました。

修復対象資料と修復風景(資料保存器材提供)

データベースで公開している画像の一例「柏尾川流域絵図」(ニチマイ作成)

https://lib.city.kamakura.kanagawa.jp/c1/bib/jpg11638.jpg

 

 

ジャパンサーチ画面

導入後の効果

資料のデジタル化により、閲覧が容易となり資料がより身近になったのはもちろんのこと、国立国会図書館が提供するジャパンサーチとの提携や当館のホームページでの公開から、資料の存在、そして鎌倉市中央図書館の存在を国や地域に限らず知ってもらう機会が格段に増えました。

今後、資料のより多くの活用の場を期待しております。

鎌倉市中央図書館ホームページ

https://lib.city.kamakura.kanagawa.jp

鎌倉市図書館近代史資料室専用ページ

https://lib.city.kamakura.kanagawa.jp/history/index.html

ジャパンサーチ 鎌倉市図書館近代史資料室

https://jpsearch.go.jp/database/kamakura

 

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