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拡がる利活用!貴重な写真資料のデジタル化

みなさまの組織には写真資料が保管されているでしょうか。写真もデジタル化することによりその活用範囲は拡がります。
今回は、写真のデジタル化について説明いたします。

目次[非表示]

  1. 写真資料の意義
  2. 写真をデジタル化するメリット
  3. 写真をデジタル化するには?
    1. アルバムごとスキャンする?それとも1枚ずつスキャンする?
    2. 資料的価値
    3. 資料破損のリスクを軽減
  4. 写真はどんなスキャナーでどうやってスキャンされている?
  5. フィルムがいいのか、印画紙がいいのか
  6. まとめ
  7. ※参考記事


写真資料の意義


写真資料は、テキスト資料と比較して、見る人への訴求力が高い資料です。
テキストファイルの場合はその内容を読む必要があり、その理解が必要ですが、写真資料の場合は、当時の様子や主題を見る人に直観的に伝えることができます。
既にその分野に知識が無くても、写真を示すことで見る人に何らかのインパクトを与えることができますので、初めの一歩を踏み出すきっかけになることができるでしょう。


写真をデジタル化するメリット


上記で見てきたとおり、写真は非常にわかりやすくかつ訴求力の高い資料ですが、印画紙に焼かれたものやフィルム、またはガラス乾板など取り扱いには細心の注意が必要です。そのため、原資料のままであれば閲覧者が限られてしまうこともあるでしょう。
写真をデジタル化することによって、原資料に直接アクセスすることないため資料を傷めることがなく、広く多くの方に資料を提供することができます。
さらに、その利活用の点でも大きなメリットがあります。デジタルであれば拡大や縮小、あるいは重ね合わせなども容易となり、研究や分析にもメリットがあります。
さらにデジタルアーカイブで公開すれば、その範囲は世界中に拡がります。
昨今は、自治体による地域のデジタルアーカイブに古写真などの閲覧ができるところが多くなっており、一般の方が楽しめるものがとても増えているようです。

ここで2つの事例を紹介いたします。

柏市様では、デジタルアーカイブを数年前から構築・公開しており、ここでは新旧の地域の写真が多く閲覧できます。詳しくは以下のPDFファイルをご覧ください。

  【導入事例】柏市様 史料デジタルアーカイブの構築|デジタル化で資料の利活用を推進するならデジアカ 【導入事例】柏市様 史料デジタルアーカイブの構築の事例は当ページからダウンロードいただけます。デジタルアーカイブでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。 デジアカ

小金井市様では、広報室で写真データベースを構築しています。インターネットには非公開とし、写真の貸出などの選定に利活用しています。こちらも詳しくは以下のPDFファイルをご覧ください。

  【導入事例】小金井市様 広報記録写真データベース構築|デジタル化で資料の利活用を推進するならデジアカ 【導入事例】小金井市様 広報記録写真データベース構築の事例は当ページからダウンロードいただけます。デジタルアーカイブでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。 デジアカ


インターネット公開された資料は、2次利用もしやすいため、研究や教材などにも使われたり、XやFaceBookなどのSNSで拡散され更に拡がっていきます。


写真をデジタル化するには?

では次に弊社での写真デジタル化について、説明をいたします。

アルバムごとスキャンする?それとも1枚ずつスキャンする?

保管されている写真は、大抵はアルバムに収められています。写真資料のスキャニングをする場合は、アルバムごとスキャンする場合とアルバムから外してスキャンする場合がありますが、弊社の事例からするとアルバムことスキャンする場合が多くなっています。その理由は以下のとおりです。

資料的価値

アルバムには貼られている順番やレイアウトに資料的価値があると考えることから、その情報も資料として必要と考え、アルバムのページを丸ごとスキャンする。


資料破損のリスクを軽減

アルバムから出す際に、写真資料を破損してしまう恐れがあることから、そのリスクを回避するためにアルバムごとスキャンする。
特に上から透明なフィルムをのりなどで固定するタイプのアルバムは、アルバムから外そうとしたときに資料破損の恐れのあることはもちろん、スキャナー側にものりが付着してしまい、他の資料を傷めてしまう恐れがある。


アルバムごとスキャンした場合には、写真の上のフィルムやビニールなどが反射してしまう場合もあります。スキャナーの反射防止設定で反射を抑えることも可能です。(反射防止設定はスキャナーの種類によります。)


写真の裏にも何か情報があり、資料として必要な場合は、アルバムから剥がした時のリスクも鑑みてお客様と打ち合わせの上、対応しています。


写真はどんなスキャナーでどうやってスキャンされている?

弊社の日本本社では、主にフェースアップ型スキャナーを使ってスキャン作業を行っており、資料にとって破損リスクの少ない状態でをスキャンをすることが可能です。


CopiBookOSは、A2まで対応できるフェースアップスキャナーです。写真を高解像度で安全にスキャンすることができます。

CopiBookOSでの撮影風景


SuparScanQUARZは、A1まで対応可能な高解像度フェースアップスキャナーです。


SuparScan QUARZ

SuparScan QUARZのスキャン精度は高く、CopiBookOSよりもさらにキレイにスキャンすることができますが、スキャン時間が10倍以上かかることからスキャン費用が高額になってしまうのが難点です。

弊社ではお客様のニーズに応じて、どのスキャナーを使用してどのような画像を作るかなどを提案可能です。

フィルムがいいのか、印画紙がいいのか


もし、スキャンしたい写真のフィルムが残されているのであれば、フィルムをスキャンしてデジタル画像を取得することをお勧めします。それは、フィルムの方が印画紙に焼かれたものよりも高解像度になるからです。
当社では写真フィルムに関しても専用のスキャナーで対応することが可能です。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

この記事では、写真フィルムのデジタル化について説明をしています。

  写真フィル写真フィルムをデジタル化するメリットや方法、注意点とはムをデジタル化するメリットや方法、注意点とは 近年では、スマートフォンの普及によってデジタル機器を用いて簡単に写真を撮れるようになりました。そのため、個人で撮った写真をデジタルコンテンツとして、デジタルアーカイブを行う機関が収集することも考えられます。 そうしたなか、自治体・図書館・美術館・民間企業などの団体・文化的施設においては、フィルムカメラで撮影された写真が歴史的・文化的な知的資産として保管されています。このような歴史的・文化的な写真は国民共有の情報資産となるため、次世代へと継承していくことが重要な課題の一つとされています。 企業・団体の担当者のなかには、保有する歴史写真や文化財写真などの公開と利活用の促進に向けて、写真・写真フィルムのデジタル化を検討している方もいるのではないでしょうか。 この記事では、写真フィルムをデジタル化するメリットや具体的な方法について解説します。 デジアカ


また、この記事では弊社現場での写真フィルムのデジタル化について詳しく説明しています。

  【現場からお伝えします!】フィルムのデジタル化 ニチマイには、フィルムのデジタル化を専門に行っている部署があります。その現場にお邪魔してフィルムのデジタル化についてお話を伺ってみることにしました。 現場ではどんなフィルムを扱って、どんなことに気を付けて作業を行っているのかをお伝え出来たらと思います。   現場の責任者にお話を伺うことができました。 デジアカ

さらに、こちらの事例では、写真資料のネガフィルムの電子化事例について説明をしています。

  公益財団法人 本田財団様 財団創設者 本田宗一郎とその弟・弁二郎の思いを後世に伝える ~本田財団が主催している本田賞の授賞式や国際シンポジウムにおける写真・映像資料などをデジタル化!~ デジアカ




まとめ

今回は、写真資料のでデジタル化について説明しました。

アルバムに保存されている写真は、その保管の仕方にも意味がありそのまま撮影するメリットもあります。また、印画紙からよりもフィルムの方が解像度高くスキャンすることができます。

貴重な写真資料をどう生かすかについては、状況に応じて変わってまいりますので、是非お気軽にデジアカにご相談ください。

デジアカの詳しい説明資料はこちら!↓



※参考記事

  写真フィル写真フィルムをデジタル化するメリットや方法、注意点とはムをデジタル化するメリットや方法、注意点とは 近年では、スマートフォンの普及によってデジタル機器を用いて簡単に写真を撮れるようになりました。そのため、個人で撮った写真をデジタルコンテンツとして、デジタルアーカイブを行う機関が収集することも考えられます。 そうしたなか、自治体・図書館・美術館・民間企業などの団体・文化的施設においては、フィルムカメラで撮影された写真が歴史的・文化的な知的資産として保管されています。このような歴史的・文化的な写真は国民共有の情報資産となるため、次世代へと継承していくことが重要な課題の一つとされています。 企業・団体の担当者のなかには、保有する歴史写真や文化財写真などの公開と利活用の促進に向けて、写真・写真フィルムのデジタル化を検討している方もいるのではないでしょうか。 この記事では、写真フィルムをデジタル化するメリットや具体的な方法について解説します。 デジアカ



  【現場からお伝えします!】フィルムのデジタル化 ニチマイには、フィルムのデジタル化を専門に行っている部署があります。その現場にお邪魔してフィルムのデジタル化についてお話を伺ってみることにしました。 現場ではどんなフィルムを扱って、どんなことに気を付けて作業を行っているのかをお伝え出来たらと思います。   現場の責任者にお話を伺うことができました。 デジアカ








Ishikawa
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デジアカサイト運営を担当しています。みなさまのお役に立てるサイトになりますように、日々積み重ねていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 また、文書管理コンサルも担当しており、現用文書からアーカイブまでの興味深く携わらせていただいております。