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貴重資料のデジタルアーカイブを検討してみませんか。その重要性と将来性について

今回は、貴重資料のデジタルアーカイブについてです。ここでいう貴重資料とは、紙でできた古い資料のことで、丁寧に扱わなければ破損するおそれがある資料です。

デジタルアーカイブをするために、スキャナーで読み取り、画像データに変換する作業を行います。画像データに変換する方法には、資料を自動で流してスキャンする方法や、人が手動で資料を動かしてスキャンする方法があります。貴重資料のデジタルアーカイブでは、後者の手法を用いて、資料が破損しないように注意深く画像データ化を進めましょう。

では、その重要性と将来性について、手法を踏まえて解説していきます。

目次[非表示]

  1. デジタルアーカイブとは
  2. 重要性について
  3. 手法について
  4. 将来性について
  5. まとめ

デジタルアーカイブとは

デジタルアーカイブとは、さまざまな資料をデジタル形式で保存することを意味します。デジタル媒体を用いて整理・管理し、多くの人が簡単にアクセスできる形で情報が提供される点が特徴です。

例えば、貴重な文化財や歴史的資料をデジタルアーカイブすることで、原資料を使わずに保護しながら利活用できます。画像データとして整理・管理された状態で、情報提供されることで、検索が容易になり、情報の利便性が高まります。インターネットを利用することで、場所や時間に関係なく、検索・共有することが可能です。

デジタルアーカイブの主な目的は、情報の保存と共有にありると言えます。

重要性について

デジタルアーカイブは、資料を長期間保存しやすくするとともに、検索性の向上や情報の共有を促進させ利便性を高めることで、地域や組織の価値を高める効果があります。また情報を効果的に管理して、利活用することで新たな発見や価値を生み出す可能性が増し、社会全体がその恩恵を受けることが期待されます。

・資料の長期保存

原資料は、時間の経過や利活用することで劣化していきますが、画像データ化することで保存に専念することができ長期保存への対応が可能となります。デジタルアーカイブは、原資料を次の世代へ伝える大きな役目とバックアップとしても効果的です。

・検索性の向上

デジタルアーカイブされた資料は、その過程で整理され、管理するためのデータも作成されます。検索性の向上は、デジタルアーカイブにおける最も重要な要因であると言えるかと思います。

・情報共有の促進

インタネットを通じて、多くの人が情報にアクセスできるようになります。デジタルアーカイブでは、教育機関や図書館、企業のデータベースとして活用され、多くの人にとって有益な情報が迅速に提供されます。

・地域や組織の価値向上

地域の情報を発信することで、地域振興や認知度向上が期待できます。組織の知的財産を効果的に管理・活用すれば、組織の価値を高められます。

手法について

デジタルアーカイブの構築には、初めに目的や効果を認識することも重要です。その目的や効果を強く認識して、途中で頓挫することなく資料の公開まで進めていきましょう。

手順については、大まかには以下の項目が挙げられます。

・対象資料の選定

貴重資料のなかでのも、利用希望者が多く、使用頻度が高い資料については、原資料の保護からも優先して選定しましょう。教育教材や研究資料としての有益な資料も、いつでもどこでもアクセスができて、質の高い学習が可能となり成果が上がることが期待できます。

・メタデータ、属性情報の整理

資料のタイトルをはじめ、必要な情報をテキストデータとして整理する作業になります。デジタルアーカイブを構築するには欠かすことのできない、重要な作業項目の一つです。

・画像データコンテンツの作製

貴重資料の画像データ化は、資料の破損を防ぐため、資料を広げた状態で上からスキャニングが行えるスキャナーを使用します。入力サイズや解像度、階調などを仕様に定めて、仕様に準じたコンテンツを作製することが重要です。

・公開手法の検討

インターネットでの資料公開を前提とするならば、公開範囲や連携機能、デザイン性などを検討し、資料の点数や公開方法に合わせて、最適なシステムを選ぶことが重要です。公開手法の検討は、先に挙げたメタデータ、属性情報の整理と深く関係してくるため事前に検討しておくことをお勧めします。

将来性について

デジタルアーカイブを構築するための手法が、AIや機械学習の技術が進化することによって、これまで以上に効率的に行える可能性があります。特にコスト面でためらっていた、画像データコンテンツの作製やメタデータや属性情報の作成などには、大きな期待が寄せられています。

画像データコンテンツ作製においては、ロボティクス(ロボット技術)と生成AIの融合でフィジカルAI(Physical AI)の台頭が挙げられます。生成AIがテキストや画像だけでなく、物理的な物体や空間を理解する能力を持つ技術で、資料を破損させないめにロボットを活用する時代が間近に迫っているのかもしれません。

メタデータや属性情報の作成は、画像データ化とともに、AI-OCRを活用した自動抽出やテキストの付加により、分類や階層化をより効率的に実施できるようになると考えられます。画像データ化されたコンテンツも、AI-OCRによって全文がテキスト化されることで、その活用の幅は計り知れないほど広がります。

公開に関しても、統一されたプラットフォームやフォーマットが登場し、コンテンツを提供するだけでデジタルアーカイブが実現できる未来が訪れるかもしれません。

またVR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)といった新しい技術が、デジタルアーカイブの利用シーンを広げる可能性も秘めています。デジタルアーカイブを介した情報の活用が、さまざまな分野で利用され、新たな発見や価値を生み出すことになるでしょう。

デジタルアーカイブは、今後、更にその重要性が増していくものと考えています。

まとめ

デジタルアーカイブでは、保存性や利便性が向上し、新たな発見や価値の創造が期待されます。将来的には、デジタルアーカイブ技術がさらに進化し、より手軽にデジタルアーカイブを構築できる環境が整うことが望まれています。貴重な資料をデジタルアーカイブとして公開し、社会全体の利益に寄与することを願っています。

ニチマイでは、各種資料のデジタル化など、お客さまのデジタルアーカイブを総合支援いたします。お気軽にお問い合わせください。

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Kurita
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