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年度内に間に合う? 短期間で少ない予算でもできるデジタルアーカイブ

年末年始の慌ただしさも一段落し、そろそろ年度末(3月末)が近づいてきました。

残りの予算などで年度内にデジタル化などを実施したいと思っていても、委託業者が繁忙期のため作業の依頼をためらってしまうこともあるかと思います。

そこで、年度末のこの時期でも短期間かつ少ない予算でも実施できるデジタル化などの作業について簡単にご紹介いたします。


目次[非表示]

  1. 貴重資料や一般文書のデジタル化
  2. マイクロフィルムのデジタル化
  3. 公開閲覧システム
  4. マイクロフィルムの複製
  5. 出版物や消耗品
  6. 繁忙期に比較的対応しづらい作業
    1. 【マイクロフィルム劣化調査】
    2. 【メタデータ、属性情報、目録・台帳作成】
  7. まとめ
  8. 参考ページ

貴重資料や一般文書のデジタル化

貴重資料(紙媒体)のデジタル化作業について、作業期間が長く必要と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、例えばマイクロフィルム撮影などに比べると現像などの工程がなく、その場で画像確認が可能なため比較的スピーディーに作業が完了いたします。

また、一般文書のデジタル化作業であれば、ADFなどの高速スキャナーを使用することによって、よりスピーディーな作業が可能です。

とはいえ、安全にデジタル化を行うため資料状態を事前に把握するデジタル化前整理作業や、デジタル化した画像をツールや人の目でチェックする検査作業は通常期と同様に入念に行います。


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マイクロフィルムのデジタル化

マイクロフィルムのデジタル化作業についても、貴重資料などのデジタル化作業と同様にスピーディーに行うことが可能です。

事前にフィルムの劣化状態などを確認し、デジタル化に支障ないフィルムであれば比較的短期間で大量にデジタル化を行うことも可能となります。

ただし、劣化しているマイクロフィルムについては事前の状態確認や必要に応じてマイクロフィルムの複製を取らなくてはならない場合もありますので、作業期間に余裕のある時期の依頼が望ましいです。


  マイクロフィルムの電子化とは? 必要性とメリット マイクロフィルムとは、紙媒体の資料や図面などを保存しやすくするために、原本よりも縮小撮影して記録された媒体のことです。マイクロフィルムの劣化や破損を防ぐためには、電子化して保存・管理することが有効です。この記事では、マイクロフィルムの電子化に関する基礎知識と電子化の必要性、メリットについて解説します。 デジアカ


公開閲覧システム

デジタル化した貴重なコレクションをデジタルアーカイブとして公開したいと思っていても、本格的にWeb上で公開となるとかなり計画的な準備と予算が必要になります。

そこまで大きなシステムを入れる必要はなく、まずは小規模のコレクションの公開から始めたいと思っていらっしゃる方におすすめなのが、ニチマイが提供する公開閲覧システム「ふみかごSearch」です。

「ふみかごSearch」はWeb上で貴重資料の公開や閲覧がすぐにできます。

簡単なデザイン変更(色、ロゴの差し替え、フッターのロゴからのリンク先、項目名称、項目の並び・数など)も可能です。

基本的に当社でページの作製を行いますが、打ち合わせや確認などお客様とともに考えながら作り上げていきます。

本格的なデジタルアーカイブシステムの構築に比べ、構築期間も予算もコンパクトで済みますのでおススメです。


ふみかごSearchの資料ダウンロードはこちら↓↓

  WP04_【ホワイトペーパー】すぐに貴重資料をWeb公開できる『ふみかごSearch』とは 昨今、貴重資料の管理や保存において、デジタルアーカイブの構築が注目されています。デジタルアーカイブとは、歴史的資料、文献、写真、映像などのさまざまな情報をデジタル化し、保存・活用することです。多くの機関、企業などの組織が貴重資料や文書のデジタルアーカイブ構築を検討しています。 しかし、デジタルアーカイブシステムの導入は、コストや人材確保などの諸課題があるためにシステムの導入が難しいこともあります。 それでも、内部に眠っている貴重な資料や文献をコレクションの世界観をそのままに「デジタルアーカイブを構築したい」「Webで公開したい」と考える方も少なくありません。 本書ではそのようなご要望に応えて作られたシステム『ふみかごSearch』について解説します。 デジアカ


ふみかごSearchに関する記事はこちら↓↓

  【ふみかごSearch】小さく始めるデジタルアーカイブ公開 小規模なコレクションを公開するには? デジアカ


  【現場からお伝えします!】ふみかごSearch 資料をWebで公開する方法の1つにデジタルアーカイブシステムでの公開があります。 でも、状況によってはシステムまで導入できないこともあるかもしれません。それでも公開したいという要望に応えて作られた【ふみかごSearch】。今回は、【ふみかごSearch】担当の技術者に話を聞いてみました! デジアカ


ふみかごSearchの導入事例はこちら↓↓

  東京音楽大学付属図書館様 寄贈を受けた自筆譜・自筆原稿をデジタル化、デジタルアーカイブサイトで公開 デジアカ


マイクロフィルムの複製

マイクロフィルムの複製作業も短期間で作業を行うことが可能です。

劣化が気になるTACベースフィルムから安定したPETベースフィルムへの複製作業は、最低1本からでも作業は可能ですので少ない予算でも依頼のしやすい作業となります。

ただ、極度に劣化したフィルムなどは修復(平面化処置)が必要となってくるケースもありますので、その場合は作業期間と予算について事前の相談が必要です。


  劣化マイクロフィルム救済対策|デジタル化で資料の利活用を推進するならデジアカ デジアカの「資料デジタル化サービス」を紹介します。デジアカは、地方自治体や民間企業などで所有される貴重書やマイクロフィルムのデジタル化を一気通貫で支援します。 デジアカ


出版物や消耗品

当社では新聞などのマイクロフィルム出版物、酢酸吸着シートや乾燥剤などのマイクロフィルム保管に関する消耗品、中性紙保存箱などを取り扱っています。

これらの出版物や消耗品も、少ない予算で短納期での発注が可能です。


  マイクロフィルム出版物(新聞マイクロフィルムなど) 国内の新聞マイクロフィルムのほか、日本移民関係資料、官報などの各種マイクロフィルム出版物を取り扱っております。 株式会社ニチマイ


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繁忙期に比較的対応しづらい作業

【マイクロフィルム劣化調査】

マイクロフィルムの劣化調査(一次調査、二次調査)は、時間をかけてマイクロフィルムの劣化状態などを確認する作業となるため、年度末である繁忙期には比較的対応がしづらい作業となります。

ただ、急を要する事情(次年度の予算要求のためなど)がある場合などは、当社では最大限対応させて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。


  マイクロフィルムの劣化調査とは? 一次調査でチェックするポイント この記事では、マイクロフィルムの劣化調査(主に一次調査)でどのような項目をチェックしていくのか、調査のポイントをご紹介いたします。 デジアカ


  マイクロフィルムの劣化調査とは? 二次調査を行う意味はあるの? マイクロフィルムの劣化対策では、まずは現状を把握してから今後の対策を検討することをおすすめします。 今回の記事では、一次調査よりも詳細な調査を行うマイクロフィルムの劣化二次調査(悉皆調査)についてご紹介いたします。 デジアカ


【メタデータ、属性情報、目録・台帳作成】

メタデータ作成や属性情報入力は、オペレーターがメタデータ記述規則等に遵守し作業を行います。

また、目録・台帳作成については古文書や貴重書などで使用される旧字体、異体字の置き換えなどを含む幅広い入力業務を行います。

ベリファイのほかに論理チェックや目視による検査なども行う作業の特性上、ある程度の作業期間が確保できる時期に作業を行うことが望ましいと言えます。


  デジタルアーカイブにおけるメタデータ作成 メタデータの作成はデジタルアーカイブに取り組む上でのスタート地点と言っても過言ではありません。 今回はメタデータの作成方法や留意点などについてご紹介します。 デジアカ


まとめ

この記事では繁忙期である年度末でも実施できるデジタル化などの作業についてご紹介いたしました。

年度末は委託業者も一年で一番忙しい時期となりますが、忙しいだろうからといって依頼するのをためらうことなどはせず、検討されていることなどがありましたらまずは相談されることをおススメします。

疑問点がありましたらいつでも当社までお問い合わせください。ご相談お待ちしております。


参考ページ


  資料のデジタル化サービス|デジタル化で資料の利活用を推進するならデジアカ デジアカの「資料デジタル化サービス」を紹介します。デジアカは、地方自治体や民間企業などで所有される貴重書やマイクロフィルムのデジタル化を一気通貫で支援します。 デジアカ




Kudou
Kudou
ニチマイの営業担当です。デジアカサイトでは少しでもみなさまのお役に立てるような情報を発信していきたいと思っています。デジタルアーカイブの知識をこれからも日々勉強してまいります。